Coventry Carol

 邦題:ねむれよおさなき子よ
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England (イングランド) / 16C tune / 15C words
Lullay, Thou little tiny Child,
By, by, lully, lullay.
Lullay, Thou little tiny Child,
By, by, lully, lullay.

おやすみ、貴方は愛らしい、小さな神の子
ねんね、ねんね、おやすみ

O sisters too, how may we do,
For to preserve this day.
This poor youngling for whom we sing
By, by, lully, lullay.

おー姉さま、妹よ、この上、今日1日を守る為に
私達はどうすればいいでしょう?
私達は歌を歌いましょう
この不運な幼子に
ねんね、ねんね、おやすみ

Herod the king, in his raging,
Charged he hath this day.
His men of might, in his own sight,
All young children to slay.

ヘロデ(ユダヤの王)大王は、激怒して
彼自身が見ている前で、腕力のある兵士に
幼い子供たちを皆、殺すよう命じました

That woe is me, poor Child for Thee!
And ever morn and day,
For thy parting neither say nor sing,
By, by, lully, lullay.

そうだとすると、ああ、悲しいかな、
何と不運な幼子、貴方を求めて
それでもなお、何時までも嘆き、唱える
歌わず、話さず別れましょう
ねんね、ねんね、おやすみ

訳詞・協力:さくらコミュニティチャーチ | 那須のぞみキリスト教会

Audio Track Commentary

この曲を初めて聴いたのは、Loreena McKennittのバージョン。クリスマスの曲なのにとても悲しいメロディー。なのに、忘れられないメロディー。
ヘロデ王の命令で、多くの幼子が殺された事件の中で、当時幼子であったイエスを逃亡させる場面を歌っている。
子を思う一人の母としてのマリア様の想いを表現したかったのだが、伝わっただろうか。
ロリーナはメロディーの最後の部分の音を上げずに下げて歌っている。私はそこに未来への希望が込められているという説に賛同して、原曲のままに歌っている。

(小島 美紀)