Wood's Voice

Lyric: 小島 美紀 / Music: 小島 崇 / Build: 2002.05
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When all the trees swing right and left,
You can hear the voice of the trees.
Don’t be afraid and go straight ahead.
You can see the world of your root.

森の木達が大きくそよぐ時
木々の声が聞こえてくる
怖がってはいけない まっすぐに進むのです
そうすれば自分のルーツが見えてくるはず

This way takes you to the lake of black glass.
This way takes you to the big tree of truth.
Don’t be afraid and believe what you think.
You can find out really what you are.

この道は黒いガラスの湖への道
この道は真実の大木への道
怖がってはいけない 自分の考えを信じるのです
そうすれば本当の自分を見つけられるはず

Then all the shadows crowds together
and circle round and round.
With light of wisdom you’ll be shrouded
in the darkest voice

すべての影は集い、輪を描き回る
汝、知恵の光あろうとも、最も深き闇の声に包まれるであろう

A rabbit says “These eggs give you force”.
An eagle says “Give her these carrots”.
If the rabbits, she shed a tear,
Can you feel what she truly wants?

「この卵、君に力を与えてくれるよ」とウサギ
「あのウサギにこの人参をあげたいんだ」と、ある鷲は言う
もしウサギが涙を流してても
君はそのウサギの本当の目的を、感じ取ることができるかしら?

Believe yourselves, there’s so much voice of greed.
You may dance alone in their chuckle.
We have to go or we should not go?
May we really go through the arch?

自分を信じなさい この世は欲望の声で溢れている
君は彼らの含み笑いの中、一人踊っているのかもしれない
僕らは行かなきゃいけないの?それとも行ってはいけないの?
その門は本当にくぐってもいいの?

Audio Track Commentary

“深い深い林を抜けたその先に、その小さな国はありました。 “その林にはたくさんの妖精たちがいて、 “来る人々を惑わせました・・・”

この曲は、イースタン・ブルームのサウンドの原点。
この曲が解るか解らないかで、たぶんイースタン・ブルームが好きか、嫌いかが決まると思う。
コード進行に合わせて、ベース音が動かないところとか、淡々とひたすら繰り返されるリズムとか。
実験的な面も多いが、作曲がどんなものか、右も左も全く解らないままスタートして、この曲である一定の達成感を得た曲でもある。
イースタン・ブルームの方向性が決定づけられた曲であるといっていいだろう。

はじめ作ったときに、カミさんに「なにこれ、水戸黄門の曲?」って言われて、すごく傷ついたんだけど、
そのあとカミさんが頑張ってくれて、とても神秘的な曲になった。w(やばいなと思ったんだと思う。)

恥ずかしながら、「仲の良い夫婦だ」とか言われることありますが、作曲については遠慮なく貶(けな)し、罵倒しあうことが多いです。
ものづくりとは、厳しい世界です。
(小島 崇)