Art of Life

Lyric: 小島 美紀 / Music: 小島 崇 / Build: 2002.06
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When golden ray fell from the grey cloud,
They robbed us of our mom and dad.
“Just run far away and never come back”
Mom shouted to us just standing there.

金色の光が灰色の雲間から射した時
彼らは僕の母さんと父さんを奪った
「ただ遠くへ走りなさい。決して戻ってきてはいけませんよ」
呆然と立ちすくむ僕らに、母さんは叫んだ

Someone said they might be a lump on the ground without their tusks.
Mama said that day the rainbow would appear before us and guide us.

「母さん達は牙も無くなりただ地に横たわる塊になるだろう」と誰かが言った
あの日、母さんは言ったんだ「きっと坊や達の前に虹が現れて、坊や達を導いてくれる」と

When golden ray fell on a big lump
Without its tusks with the scent of dear,
They roped and led away the children
Who couldn’t move, who couldn’t cry.

金色の光が牙の無い大きな塊を照らした時
それは大事な家族の香りがした
身動きもできず、泣くことすらできないでいる子供達に彼らは縄をかけ、連れ去った

Someone said we couldn’t look at the sky together again.
Mama said that day the rainbow would appear before us and guide us.

「あの子達はもう二度と、共に空を見上げることはできないだろう」と誰かが言った
あの日母さんは言ったんだ「きっと坊や達の前に虹が現れて、坊や達を導いてくれる」と

Mom the rainbow’s falling down
Like birds’ flaps of their last.
That bridge gave us no way,
But art of life, may be.

母さん、虹が崩れていくよ 鳥達の最後の羽ばたきのように
あの橋は、僕らに道なんて示してくれなかった
でもきっと、生きる術は与えてくれたはず

When golden ray fell on me on the stage,
It started to take my light of life.
When I couldn’t move and see any more,
Something warm wrapped me gently.

金色の光がステージに立つ僕を照らした時
その光は僕の生命の光を奪い始めた もうこれ以上動くことも、見ることもできなくなった時
あったかいものが僕を優しく包んだ

Oh I remember the scent of my dear, familiar voice!
And we huddled close together with joy,
And we gaze upon the sky.

ああ、僕にはわかる この大切な家族の香り、懐かしい声!
そして僕らは共に喜び、寄り添い、空を眺めた

Mom the rainbow’s falling down
Like birds’ flaps of their last.
Dad, the rainbow’s falling down
We’re in the Eden fenced round.

母さん、虹が崩れていくよ 
鳥達の最後の羽ばたきのように
父さん、虹が崩れていくよ 
僕らはフェンスで囲まれたエデンの園に

Audio Track Commentary

“その国の周りには、 “たくさんの動物が住んでいました。 “でも、そこではすでに悲しみは “始まっていたのです・・・”

象の歌です。密猟によって離ればなれになった象の兄弟の歌。
ディスカバリーチャンネル放送されてた実際の話が元になっている。保護された施設で喜び、寄り添う場面があって、とても印象的だった。 (10年以上前にTVで見た内容なので、詳細はご勘弁を。)

この曲の特徴は、ジャンベとシタール。当初アレンジのリズムトラックは全然違ったんだけど、 象の歌になるのが決まり、ドラムを録音しなおした。シタールのパートも別の楽器で録音してたのをやり直した。
なんでケルト系でジャンベなの?と思ったかもしれないが、象っていえばやっぱアフリカゾウです。だから、ジャンベ。アフリカの楽器。それだけ。 シタールは、、、言う必要無いか。

あとは、子供の頃、夏になると、親父に連れられて、親戚が大勢いる愛媛に1ヶ月くらい里帰りしてたんだ。自然がたくさんの中で過ごすの。 毎年、カブトムシとかクワガタとか40匹~50匹くらいは飼ってた。
その時に感じてた、自然に対する畏怖の念を思い出しながら録音した。
(小島 崇)