Album Story 6 of 6

その夜は、月の美しい夜だった。宿の窓辺に1人座り、イザベルは1つの決断をした。
「もう、ファーザー・ゴーシュの元に行くのはやめよう」
自分らしく、自分の道を歩んでいこう。

背伸びをせず、自分らしく生きる。それが自分にとっても周りの人々にとっても、より大きな幸せにつながるのだと、気づき始めたのだった。

明日からどこへ向かおうか。ワクワクしてきた。明日からの旅は今までと違った旅になりそうだ。

月が一段と優しく光っている。そんな気がした。
Fin.
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