Islander

Lyric: 小島 美紀 / Music: 小島 崇 / Build: 2012.03
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Oh my friend, can you imagine
how vexed I am, how much depressed?
I love this place. I love this island.
And I believed, a peaceful life here.

あぁ、友よ 君に想像できるだろうか?
どれほど私が無念に思い、どれほど落胆しているか
私はこの地を、この島を愛している
そして、いつまでもここで平和に暮らしていけると信じていた

I’m an islander. I won’t complain.
I look ahead in any trouble.
But to tell the truth, I’ve lost so much.
If I let up, I shall lose heart.

私は島人 不平は言わない
どんな苦難の時にも私は前向きに生きる
しかし、本音を言うと、私はあまりに多くを失った
気を緩めると、立ち上がれなくなってしまうだろう

Black soil, clear water,
homegrown crops and tasty foods.
I would live this joyful life
whatever happened, I believed.

黒土にきれいな水
我が家で獲れた作物に、美味しい食べ物
何が起ころうとも、この喜びに満ちた生活を
送ることができると信じていた

I’m an islander. I won’t complain.
I look ahead in any trouble.
But to tell the truth, I’ve lost so much.
If I let up, I shall lose heart.

私は島人 不平は言わない
どんな苦難の時にも私は前向きに生きる
しかし、本音を言うと、私はあまりに多くを失った
気を緩めると、立ち上がれなくなってしまうだろう

We dared to create the power of the sun.
We’re merely humans. It’s forbidden fruit.
All nature knows the sun is giving
immense gifts to sustain our lives.

我々は太陽の力なんてものを創り出した
我々はただの人間に過ぎない これは禁断の果実なのだ
自然は皆知っている 太陽は、我々が生きていく上での
計り知れない恵みを我々に与えてくれているということを

I’m an islander. I won’t complain.
I look ahead in any trouble.
But to tell the truth, I yearn to be free
from any trouble, from any sorrow.

私は島人 不平は言わない
どんな苦難の時にも私は前向きに生きる
しかし、本音を言うと、私はあらゆるトラブルや、あらゆる悲しみから
開放されたいと切に願っている

A spring has come. The island’s covered
with verdant fields this year again.
I am here. I will carry on
my usual life with this island.

春がやってきた 島は今年もまた
新緑に覆われている
私はここにいる 私もこの島と共に
いつもと変わらぬ生活を続けていこうと思う

Audio Track Commentary

この曲は元々アイルランドにある、今は誰も住んでいない島の物語を歌おうと作られた。
その昔、その島の人々は過酷な状況下でたくましく生きていた。アイルランドで知ったこの島のことを、私はずっと忘れられないでいた。
しかし、曲が出来上がって、歌詞を書こうとするが、どうしても書けなった。
その時、私の頭の中は原発事故後の私たちの暮らしのことでいっぱいだったのだ。

だから私はこの歌にのせて、正直に、今の私の気持ちを吐き出すことにした。

すると、不思議とピッタリとはまった。放射線に汚染された大地という、過酷な状況下で、たくましく生きていくという思いは、同じなのかもしれない。
(小島 美紀)

アルバムの曲が次々と固まってゆく中、何かやり残していることがあるなとずっと思っていた。でも14曲が目標なので、思い出している余裕が無い。
"アイランダー"(島人)と言う曲をつくること。急に思い出してしまった。それは1stアルバムの作成の頃からずっと思っていたことだった。

思い出しちゃったものはしょうがない。しかしタイトルから曲をつくるというのは、やったことが無い。試行錯誤してゆくうちに、同じアイランダーっていう曲が3曲もできてしまった。
なので、この曲は正確には"アイランダー・バージョン3"もしくは、"バージョン那須"である。

なんで那須なのかというと、那須にアトリエを構える役者・演出家の鈴木史朗さん(シローさん)と、凄い人なのに、 イースタン・ブルームのライブサポートもしてくれちゃう那須に住むドラマー、井ノ浦英雄さん(いのさん)の野外の即興パフォーマンスを思い出しながら作ったバージョンだからだ。

真っ暗な空間にスポットライトが2つあって、いのさんのドラムの即興にあわせて、上半身裸で真っ白なペイントを入れたシローさんがしなやかな動きをいれるわけ。と思ったら、動きに合わせてドラムが入る、、、 足元は草むらなのに、裸なのにバーンって倒れちゃうの。でもムクッて起き上がってきて、また倒れて、起き上がって、と思ったら空は雷。稲妻をバックに、倒れて、起き上がって、 倒れて、何度でも起き上がる。そしてドゴーンっていう雷鳴とともにスネアの音がスカーン!!って。・・・説明下手だね。

とにかく、それをそのまま表現したつもり。こういうのはもう自分が作曲って言っていいのか分からない。ご両人に曲を作ってもらっているようなもんだ。
ちなみにバージョン1は忘れた。バージョン2はちょっと南国っぽい気がする。
(小島 崇)