I Feel Your Spirit

Lyric: 小島 崇 / Music: 小島 崇 / Build: 2012.03
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Although you returned to shining star dust far away,
I feel your spirit as if you're close to me in this world.

あなたは遥か遠くの輝く星くずへと帰ってしまったけれど
私はあなたの精神を感じる まるであなたがこの世の私の近くにいるように

Although you went on a journey to another place,
I feel your spirit as if you're close to me now in this world.

あなたはどこか別の地へ旅立ってしまったけれど
私はあなたの精神を感じる まるで今、あなたがこの世の私の近くにいるように

Oh. Your clear eyes made me pure and innocent.
I feel your spirit as if you're close to me in this world.

あぁ、あなたの澄んだ瞳を見ると、私は純粋で無邪気になれた
あなたの精神を感じる まるであなたがこの世の私の近くにいるように

Oh. Your clear voice brought me peace and silence.
I feel your spirit as if you're close to me now in this world.

あぁ、あなたの澄んだ声は、私に平和と静けさをもたらした
あなたの精神を感じる まるで今、あなたがこの世の私の近くにいるように

... I laughed at your face judged and pilloried by others.
... I doubted your sense but you gave me both hope and light.

裁かれ、さらし者にされるあなたを私は笑った
私はあなたの良識を疑った でも、あなたは私に希望と光を与えてくれた

I feel your spirit.
I feel your spirit.
I feel your spirit as if you're close to me in this world.
I feel your spirit as if you're close to me now in this world.

あなたの精神を感じる
あなたの精神を感じる
あなたの精神を感じる まるであなたがこの世の私の近くにいるように
あなたの精神を感じる まるで今、あなたがこの世の私の近くにいるように

All creation returns to the bosom of mother earth.
I feel your dream as if you're close to me in this world.

全ての生き物は、地球の懐に帰っていく
あなたの夢を感じる まるであなたがこの世の私の近くにいるように

But all creation does not need to die as sacrifice.
I feel your dream as if you're close to me now in this world.

しかし、全ての生き物は犠牲となって死ぬ必要はない
あなたの夢を感じる まるで今、あなたがこの世の私の近くにいるように

No one can exploit, no one can destroy man’s gifts.
I feel your dream as if you're close to me in this world.

人に与えられた贈り物を、搾取し、破壊することは誰にもできない
あなたの夢を感じる まるであなたがこの世の私の近くにいるように

No one goes to war. No more arms, No more tears.

誰も戦いに行かない これ以上武器はいらない 涙もいらない

I feel your dream.
I feel your dream.
I feel your dream as if you're close to me in this world.
I feel your dream as if you're close to me now in this world.

あなたの夢を感じる
あなたの夢を感じる
あなたの夢を感じる まるであなたがこの世の私の近くにいるように
あなたの夢を感じる まるで今、あなたがこの世の私の近くにいるように

Audio Track Commentary

この曲は、今は無き"とあるアーティスト"に勝手に捧ぐ曲であり、感謝の曲である。
イエス・キリストについて歌っているのかときかれたこともあるが、(もちろんその様に感じて頂いても構いません。)実は宗教的な歌などではなく、非常に個人的な"とあるアーティスト"に捧げた一方通行のトリビュートソングなのである。

2012年秋、何気なく軽い気持ちで、そのアーティストのドキュメンタリー「This is it」を観た。
エンドロールにさしかかった頃、私は深く反省したのである。そして非常に感銘を受けた。

というのも私は彼に関して語られるゴシップを今まで半分以上鵜呑みにしていた。
しかし、そこに映し出されたリハーサル風景の中の彼は、愛に満ち溢れており(少なくとも私はあのような愛に包まれた雰囲気のリハーサルやミーティングを体験したことは無い)、 メディアで語られていたような変人にとても見えなかった。

彼は50歳でありながら、全盛期のベストパフォーマンスを見せようというファンに対する誠実さも失っていなかった。とても謙虚で他のメンバーに対しても非常に紳士的だった。
そして何より、音楽を通じて世界をより良くしよう、世界を変えようとしていた。「今日から始めよう」そう本気で訴えていた。恥ずかしながら、私は彼がこのような人物だとは、全く知らなかった。
そんな姿を見ていると、「自分は音楽をファッションや自分をかっこよく見せるためのツールのように思っていたんじゃないか」と思えてきた。
「そうじゃない。そんなの本当の音楽とは言えない」そう思うようになった。

東京で仕事をしていた時、彼の曲を一日中ひたすらパワープレイする同僚がいたが、その理由が本当によく分かった。

このアルバムの曲のほとんどは、震災後に書かれたもの、もしくは書き直されたもの。しかし、この曲は数少ない震災前の曲だ。テーマもほぼ震災前のままで完成した。

震災の1ヵ月後、ガソリンが無くなったり、電気が止まったり、僕らどうなっちゃうんだろうって時に、行きつけのカフェのマスターから「今度うちで歌わない?」と誘われた。
「こんな時だからこそ歌う」と思ったのは、この”とあるアーティスト”のお陰だと思う。以前なら断っていたかもしれない。

私達にとってはまさに「リスタート」の曲。ライブでやるときはいつかフル・オーケストラで演りたいな。

何度も言うが、これは、あるアーティストに勝手に捧げる曲である。たくさんのお礼の気持ちをこめて。

さんきゅー、マイケル!
(小島 崇)