那須高原小学校校歌

Lyric:小島 美紀 / Music:小島 美紀・小島 崇 / Build: 2014.03
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大きな空といちいが二本
いつもぼくらを待っている
先生の笑顔 みんなの笑顔
ここに集うぼくら仲間

共に学び 共に笑い
心ひとつに助け合う
どんな時も一人じゃない
ぼくらの那須高原小学校

木々の向こうに那須の山々
いつもぼくら 守っている
澄み渡る風 緑の森
日の光 ぼくらを照らす

自分らしく たくましく
生み出す力 豊かな心
どんな時も前を向いて
ぼくらの那須高原小学校

大地と共に育まれた
智恵と力を共にして
大きな夢を胸に抱き
この大空に飛び立とう

どんなに遠く険しい道も
輝く未来信じて
どんな時もこの胸に
ぼくらの那須高原小学校

このぼくは 何が出来るだろう
夢を描いて 進もうどこまでも

どんなに遠く険しい道も
輝く未来信じて
どんな時もこの胸に
ぼくらの那須高原小学校
ぼくらの那須高原小学校

Audio Track Commentary

那須高原小学校(旧池田小学校・旧大沢小学校)の校歌を作って欲しいと依頼されたのは、2013年の初夏のことだったと思う。「校歌なんて無理です」と一度はお断りした。しかし、「現代のこども達が親しみやすい曲にして欲しい。同じ年頃のこどもを持つ親の視点で歌詞を。作詞に必要な手助けはする」と言っていただいたので、お引き受けした。

とはいえ、夏以降仕事で忙しく、なかなか作曲が進まなかったのだが、秋ごろ、統合前の池田小学校で合唱の指導をして欲しいと依頼があり、学校に伺う機会を得た。こども達に実際に会い、歌声を聴き、イメージが膨らんだ。帰りの車の中でこども達の歌声でメロディーが頭の中を流れた。そのメロディーを基に、小島崇と曲を整理し、この曲が出来上がった。

人は決まった言葉を繰り返すことで、その言葉がその人の一部になると言う。だから、在学中何度も何度も歌われる校歌の歌詞は少なからずこども達のこれからの人生に影響するだろう。これは責任重大!まず、引き続き那須高原小学校となる旧池田小学校に伺って、校内をくまなく案内して頂き、こども達の生活ぶりを見せていただき、学校の歴史、校長先生のこども達に対する想い等など聞かせていただいた。学校の環境は素晴らしく、自然と共にあり、地元の方々に愛されているのを強く感じた。とても恵まれた環境だ。この訪問がとても助けになり、具体的に歌詞をイメージすることができた。

私は今回、この校歌を歌うこども達が、どんなに苦しい境遇に直面しても安心して、自信を持って、生き生きと生きていけるような内容にしたいと思った。そして歌詞は、こども達が他人事でなく自分のこととして歌って欲しいので、常に一人称というか、こども達が語っているような形に作ってある。

私は未だに小学校の校歌を覚えている。那須高原小学校のこども達もこの校歌をいつまでも覚えていてくれるだろうか。在学中もその後もずっと、友達のように親しみ付き合ってくれたらいいなぁと思っている。友達のように、いつまでもこの校歌がこども達を励まし、支えていってくれるといいなぁと思っている。
(小島 美紀)
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