"ありこ"のテーマ

Music: 小島 美紀・小島 崇 / Build: 2012.09
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Instrumental.

Audio Track Commentary

長男の通う小学校と他2校の図書ボランティアが合同で読み聞かせ音楽人形劇を行うことになった。
「ありこのおつかい」という絵本を音楽人形劇にする。内容が非常にシンプルかつシュールだったため、非常に作曲は難航した。

簡単に説明すると、アリのありこがおつかいに出て、途中でであったカマキリに食べられ、そのカマキリがムクドリに食べられ、 そのムクドリが猫に食べられ、その猫がクマに食べられ、それぞれおなかの中でガヤガヤ文句を言っている。

クマが家に帰ったらお母さんがそのクマのお尻を叩くと猫が出てきて、猫のお尻を叩くとムクドリが・・・・そして最後は皆で仲良くお食事するというストーリー。
小島崇がこれはジプシージャズの感じがいいんじゃないかと言い出し、この曲になった。
完全な二人の合作。それぞれの動物ごとに楽器とメロディーが決まっていて、食べられるごとにそのメロディーが重なっていくという造りになっている。
途中に面白楽器の音をはさんでみたり、作っている時も結構楽しかった。

(小島 美紀)

この曲は本当に難航した。
はじめ、カミサンが曲を完成させたのだが、よくよく聞くと何か違うなということになり、完成目標(納期)直前に白紙になった。アイリッシュな曲だった。

絵本の原点に戻り、まず、「動物がどんどん食べられていく」というのを音楽で表現することにした。
次に、音楽的な方向性を決めた。絵本を何度か読み直し、この話、結構シュールだね。っていうことに気がつき、「ベルヴィルランデブー」「アンダーグラウンド」を連想し、 なんとなくジプシーに。

土台である主旋律とコード進行を考えた時点で脳みそを使い果たし、自分はギブアップ。あとはカミサンにスルーパスしたのだった。。。
華麗なる夫婦連携プレー。
(小島 崇)
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